育休明けの転職は出来るの?違法?
独身時代から働いていた環境で、育休明けも働ける気がしない!
小さい子供がいながらの転職活動ってどうなのかな?
無事産休前まで働き、出産。バタバタと育休期間を過ごしつつ・・
育休明けの復職が現実的になってくると、こんなお悩みが出てきませんか?
この記事ではそんなお悩みを解決します。ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
育休明けの転職は法律的にあり?なし?
育児休業とは?
そもそも育休とは?育児休業の略で「育休」と言われています。
養育する子が満1歳(保育所に入所できない等一定の場合は最長満2歳)
の誕生日を迎える前日まで認められている休業で、育児・介護休業法という法律に定められています。
近年は、パパの育休取得率もぐんぐん上がっていますね!
個人的には数ヶ月24時間家にパパがいるよりも、
残業なし時短勤務をしてくれた方が助かります!笑
育児休業給付金とは?
養育する子が1歳を迎えるまで(保育園等に入所するまで)の働けない期間に支給される給付金のことです。
育児休業給付金の支給を受けるには、下記①〜④の条件を満たす必要があります。
条件①1歳未満の子を養育するために、育児休業を取得した被保険者であること(2回まで分割取得可)
条件②休業開始日前2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上ある(ない場合は賃金の支払いの基礎となった時間数が80時間以上の)完全月が12か月以上あること。
条件③一支給単位期間中の就業日数が10日以下または就業した時間数が80時間以下で あること。
条件④(派遣等、有期雇用の人)養育する子が1歳6か月に達する日までの間に、その労働契約の期間が満了する ことが明らかでないこと。
ざっくりいうと、
☆育休に入るまで一定以上働いていたこと・
☆育休中は多少働いてもいいが上限より働くと給付金がもらえない ということですね。
有期雇用の方は、追加条件として
育休終了後その会社で契約を更新してもらう見込みがあること。です。
ちなみに私は、有期雇用で育児休業給付金を受給しておりましたが、
雇用契約書に
【有期だが更新の見込みあり】としっかり記載していただいていました。
派遣社員だと、育休明けに戻れることはあまりないですが
産休前まで働いている派遣先にも同意していただくことが必要です!!
ズバリ育休明けの転職はあり?なし?
結論から言いますと、
育休明けの転職は法的に問題ありません。
有期雇用者の、育休明け転職も問題ありません。
転職は、あくまでも労働者の権利だからです。
ただし、はじめから復職する気がないのに育児休業給付金を受給した場合は
返金しなければならない可能性もあるので要注意です。
転職したいと思った時に頭に入れておくべきこと
転職は違法ではないのか!さぁ求人探そう!と行動し始める前に、
頭に入れておくべきことが3点あります。
転職してすぐは有給や時短勤務が使えない
私も実際に転職経験がありますが、
転職してすぐに時短勤務を利用できる会社は90%ありません。
融通が効いてフレックス制度が利用できるかどうかです。(たとえば夕方お迎えで中抜け・寝かしつけ後に残務対応等・・)
有給は、勤務開始6ヶ月後に付与される会社が多いです。
急なお迎え対応や体調不良でお休みの時、
保護者会等の行事は基本6ヶ月後までは欠勤扱いになりますね。
保育園の内定に影響が出る可能性がある
認可保育園への入園が決まってから転職をした場合、
内定が取り消されてしまう可能性も残念ながらあります。
保育園の入園申込の際に提出する【就労証明書】がありますよね。
【就労証明書】の内容で選考をしているので、
勤務条件の変更があると、虚偽の証明書と認識されることもるので要注意です。
また、転職予定先の就労予定証明書で保育園の入園申し込みをすることになると、
【就労内定】として選考されるので、点数が低くなってしまうこともあります。
転職活動を始める前に、保育園や自治体の入所基準についてよく確認することをおすすめします。
転職・保育園入園のダブル負荷
育休明けの復職は、元々働いていた職場であっても最初は戸惑います。
元々働いていたとはいえ1年も現場から離れていたら人も変わり雰囲気も変わり・・。
それでも全く新しい職場に飛び込むよりは多少安心感があるはず。
育休明けに転職・慣らし保育スタートとなると、
環境が変わりすぎて大きなストレスを感じてしまうかもしれません。
夫や家族と協力するのはもちろん、時短グッズ等に頼り完璧を目指さないのがコツです。
実は損しない退職日がある?
育休取得中の退職で損をしない方法
転職を決めた時、
損はしたくない!できることならギリギリまで給付金をもらいたいというのが本音。
実は、退職日によって雲泥の差があるのです。
育休開始日から起算して1ヶ月ごとに支給単位期間が設定されているので、退職日によって受給額が変わってきます。
退職日が含まれる支給単位期間の給付金は受け取れない決まりがありますが
退職日を末日に設定しておくと、退職日を含む期間も受給できるのです!
まとめ
育休中・育休明けの転職は可能です!
しかし転職することによって
時短勤務ができない・保育園内定取り消しの心配等デメリットもあることを理解した上で
転職活動を開始することが大切ですね!後悔しないように、じっくり考えて行動しましょう!